アカゲザルの研究が証明!過食が老化進行

人間では中々難しい実験になりますが、1990年ごろに米国の施設ですきなだけ食事を食べるアカゲザルとカロリー制限した食事で生活するアカゲザルの健康状態や寿命を比較調査する研究が始まりました。

平均寿命が約30年のアカゲザルを30年以上観察し続けるといった息の長い研究になります。

カロリー制限は約30%と決めて行い、結果カロリー制限には加齢に伴う病気のリスクの低下や、健康寿命を延ばす効果があることがわかりました。

他にも、すきなだけ食べたアカゲザルは同い年の普通に生活しているアカゲザルと比べて明らかに見た目が老けていることもはっきりとしました。

これはまさに以前にお話しした貝原益軒が『養生訓』に記した「食事は腹7,8分目でやめること。食べ過ぎると病気になる危険性がある」そのものです。